2013年7月に初開催した『オトナのタイムトライアル』(OTT)。 代々木公園にくじ引きにいき、織田フィールドの使用権をゲットしたところからすべてが始まりました。

募集サイトを手作り、足自慢のペースメーカーを勧誘し、給水や救護の準備。レース当日も参加者の周回数を手作業で数え、タイムも計測しました。

まさに手弁当でつくってきた草トラックレースです。

(そのときのことはここに書いてます。)

第2回目の時にOTTにゲスト参加してくれた金メダリストの高橋尚子さんがこんな感想を漏らしていました。 「懐かしい感じがする。このゆるさがいいですねー」いえいえ、高橋さん、これしかできなかったんです(笑)。

でも、「毎年1回は必ず開催したいよね」と 普段はバラバラの仕事をしているスタッフが集まり、 織田フィールド、大蔵運動公園、等々力陸上競技場と 場所を移していきながら回数を重ねていきました。

そうこうするうちに、OTTの雰囲気や意義に共感してくれたのか、スポーツメーカーや実業団チーム、そしてなんと日本陸上競技連盟までが「一緒に何かできませんか?」と一緒に大会づくりをするようになりました。

そして何より嬉しいことに、レースの運営を手伝ってくれるボランティアスタッフが100名(!)を超えたのです。

OTTを楽しみにしてくれているボランティアスタッフが100名もいるんですよ

そう説明すると、いろいろな場所で驚かれます。

このことは運営スタッフにとって誇りでもあります。 ランナーだけでなく、ボランティアや観客もみんなが一体となって楽しめる大会。 それこそが当初から実現したかったことだからです。

ペースメーカーには東京大学陸上部が毎年参加してくれます。 東大は決して陸上の強豪大学ではありませんが、OTTに参加以降、 箱根駅伝予選会などでこれまでに増して熱い声援が飛ぶようになったそうです。 OTTで走った人やボランティアスタッフからの声援が加わったのかもしれません。

そして、箱根駅伝やニューイヤー駅伝といった大舞台で 数々の声援を受け続けてきた一流ランナーたちも 一度OTTに参加すると「こんなに楽しいレースはなかった」と 次回以降もペースメーカーを引き受けてくれてます。 どうやら「走ること」の根っこにある楽しさは 市民ランナーもトップ選手も同じなのかもしれません。

2017年4月30日、ゴールデンウィーク突入直後の日曜日。 トラックを走るには最高の気持ちの良い時期です。 開催場所は第1回、2回大会を開催した僕らの原点であり、 改装を終えたばかりの聖地・織田フィールド。

そして日本全国からベストタイムを目指し、 この日のために調整をして参加するランナーの本気が、 応援する人やボランティアスタッフの純粋な熱意が、 「オトナのタイムトライアル」を唯一無二の大会としてくれるはずです。

走る人も、応援する人も、たくさんのご参加お待ちしております。

オトナのタイムトライアル スタッフ一同。


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